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「入れ歯」に対する取組みの経歴
@開業以来20数年、ひたすら「入れ歯の道」を極める可く苦闘して来ました。
Aその間、いわゆる「入れ歯」の上手な先輩の先生方、東京銀座で開業されていた「入れ歯の神様=河辺先生」、
東京医科歯科大学 藍教授、東京歯科大学 長尾教授、大阪歯科大学 西浦教授、等々、骨身にしみるような勉強をさせていただきました。
B20数年間、多くの患者さんの了解を得て金属床を中心に上等な入れ歯を大変数多くさせていただいて、経験を積み、技術の向上に大いに勉強になりました。
C「入れ歯の名人」になって、超高齢化社会にとって最も大切な歯科医師になろうとした考えは、今、増々必要性を増していると実感しています。
D丁度、この原稿を書いている時に満95才の女性の上下の総入れ歯を作製中です。さすがに満95才になられると、
身体は元気でおられても「入れ歯の顎の骨の状況=顎提(がくてい)」は、最も入れ歯にとって難しい状況です。
しかし、もし、入れ歯(入れ歯しか咀しゃくを回復する手段は無い)が、具合良く作れれば、その患者さんの喜びはいかばかりでしょうか。
それを思うと、20数年間ひたすら入れ歯の道を励んで来て、しみじみとよかったなと実感しています。
超高齢化社会の日本人が、歯を多く、あるいはある程度失った場合、即ち「咬めない」場合、以下のような「究極の選択」しかありません。
@歯がぬけたまま、咬めないまま一生を終ってしまう。
A「インプラント(人工歯根)」にする。ただし、インプラントには、最低限次の5条件が絶対に必要です。
「高額な治療費を払える」
「健康な身体=有病者は不可」
「数十年維持出来るとは限らない」
「必ず手術=観血手術を供なう」
「心理的恐怖心に耐えられること」
B「部分入れ歯」「総入れ歯」の入れ歯にする。
即ち、治療方法としては「インプラント(人工歯根)」か「入れ歯」しかないのが現状です。
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超高齢化に供ない、即ち、60才、70才、80才、90才、100才と年齢が上がるにつれて、インプラント(人工歯根)は比例して困難と思われる。
中年であっても、インプラントの5条件を満たす人は少ないと思われる。
何よりも全国的にはインプラントの専門家が絶対的に不足しているのも事実であります。
「咬めない」ことは、どんなにか人間としてつらいことでしょうか。
勿論、健康にも悪く、認知症との関係に於いても、有力な因果関係を種々いわれております。
年々増大する医療費の抑制の為にも、個々の人や家族の医療費の抑制の為にも「よく咬める」ことは、最も重要な要因と考えられます。
その意味でも、「入れ歯」の効用は超高齢化社会に於いて、最重要なものといえます。
いわゆるテレビや新聞で大々的に宣伝されている「入れ歯安定剤」の必要性は即ち、日本全国的に入れ歯が不安定である最大の証明と言えると思います。
まして、上顎(うわあご)の入れ歯でさえ不安定ならば、歯科医学的に、下顎の入れ歯はもっと不安定と診断できます。
上下の入れ歯が安定して初めて食事が出来るのであって、宣伝のようにただただ上の入れ歯が薬で一時的に安定しても、
もし下の入れ歯が合わなければ、とてもまともな食事は出来ません。
@「入れ歯」とは、24時間口の中にあっても違和感が無く、なんでもよく咬めて、片時も手離すことの出来ないもの、というのが本来の入れ歯であると思っています。
A「出し歯」(だしば)とは、一見(いっけん)形は入れ歯そのものですが、とても長時間口の中に入れておけないもの、
又は、いつもはずされている入れ歯のことは「出し歯」という可きです。
(この「出し歯」というネーミング=名詞は本邦初公開で今迄存在しなかった言葉です。)
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これは「入れ歯の道」20数年にわたり苦闘を続けて来て、ようやく道が開けたと自覚している私(歯科医師 松橋洋一)が考え出したものです。「出し歯」こそが、患者さんの人生にとって最もつらいものと思っています。
@口腔内の診断
A何故その人が入れ歯がむつかしいのか
B入れ歯の材料は?
C入れ歯の設計について、総入れ歯と部分入れ歯について
D入れ歯を作る前の事前の処理について
E入れ歯が不可能な場合
F入れ歯ではなくて「固定式のブリッジ」が出来る症例も結構多い
G費用について
H「パイロット入れ歯」から「本格的な入れ歯」への移行について、必要性について
等々、「診断」と「説明」は大変大事な事ですが、
これは、患者さん御本人の来院により成り立つものです。
最初の「診断」と「説明」は最も大事な事と思っております。
当院がホームページを立ち上げましたのは2000年の3月でしたが、その間ずっと「入れ歯」については高齢者の方に必要なものであってホームページを見られて来院される世代とは全くかけ離れているものと認識しておりました。
ところが、最近、高齢者の方であっても多くの方がインターネットを生活の中に取り組んでおられることや、ファミリーの方、即ち、お父さん、お母さん、又はおじいちゃん、おばあちゃんに何としても「よく咬める入れ歯」をして欲しいという強い願望のもとにインターネット上で「良い入れ歯」の出来る「歯科医院」や「歯科医師」をさがされるようになったことを実感して来ました。
この時代の要望に答えるため、今回「入れ歯」についてホームページの記載を大幅に追加しました。
この文章は、私の父(歯科医師として開業62年―現在満92才で現役―若い時から特に入れ歯作りに一生懸命励んでおりました姿を、
私は子供の時から見ておりました)と、私の20数年−入れ歯の道を極めて、入れ歯の名人になりたい―という思いがついつい強く出すぎたと思いますが、入れ歯の名人を目指してますます奮闘努力するつもりです。
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